ハローワークとは1990年に命名された公共職業安定所の愛称で、地域に密着した総合的雇用サービス機関です。ハローワークは職業相談や職業の紹介、そして求人情報の提供などを無料で行っています。

(1)の「無料の就職相談・職業紹介」はハローワークの最も重要な役割であり、日本国憲法が定める勤労権を担保するものです。
ハローワークでは各分野毎に分けられたの求人情報をデータ化されており、ハローワーク内のパソコンで自由に閲覧することが出来ます。
業務内容や賃金、労働時間等について確認し、希望の仕事が見つかれば、窓口に相談して紹介してもらいます。その後、会社の面接を受けて採用の可否が決まるのが一般です。

(2)の「雇用保険の給付」は、再就職を支援するため、また、失業してしまった場合の最低限の所得保障制度の役割があります。
失業中の生活を心配しないで仕事探しや再就職ができるよう、失業保険等を給付をするほか、自発的に能力開発に取り組む場合等に必要な給付を行います。

(3)の「その他のサービス」は、希望する職業の平均賃金や求人求職状況をはじめ、就職するために必要な資格・経験や、そのための能力を身につけるための訓練コース等、仕事についての情報提供等も行っています。

★ハローワークは、これらの業務・事業の窓口機関として位置付けられており、国（政府）はハローワークを介して国民に総合的な雇用サービスを提供しています。

ハローワークの営業時間は基本的に平日の8：30～17：00です。しかし、なかには業務時間を延ばし、平日は夕方の19：00まで営業しているところがあります。
また日曜、祝祭日、年末年始は別として、土曜日も開庁しているところもあります。（土曜日の営業時間は、10：00～17：00が多くあります。）

ハローワークは12～13時は昼休みなので、紹介・相談はできません。
また営業時間以外に行う業務は基本的に職業紹介と職業相談くらいですので、雇用保険関係の手続き、職業訓練の受付、求人票の提出、助成金の相談などは平日に行う必要があります。